ピストン

点検方法
※	ピストンで磨耗するのは、基本的にはリング溝だけである。[m602メ]
トラブル
■	冷却水温の異常や高ギアでの無理な加速といった状況ではないのに、加速状態でカリカリという音がエンジンの中から発生する場合は、バルブやピストンが溶けている可能性がある。
■	ピストンが溶けた場合、クランクケース内のオイルとブローバイガスがインテークマニホールドからキャブレター側に逆流してくるためエンジンが止まる｡ 止まらなかったとしても、排気バルブ側からエキゾーストマニホールドに向かってエンジンオイルが流れ出して燃え始め、多量の白煙が出る。[m303]
	ピストンが溶けた場合の応急処置としては、溶けたピストンのバルブクリアランスを最大限に広げ､給排気バルブを閉じた状態にし1気筒死んだ状態にすれば、クランクシャフト焼き付きといった後遺症を残さずにクルマを動かすことができる。[m303]
■	ピストンリング溝が磨耗するとオイル上がりが発生する。[m405メ] オイル戻し穴にカーボンがびっしり付いて、オイルがエンジンの中に戻らなくなる。[m411メ]
■	ピストンサイドノックはややニブめの音。[m602メ] コンコンという音。[m507]

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