 ご存知のように、ミニのフロントグリルはタッピングスクリューで固定されていますが、タッピングスクリューは鉄板に食い込む構造なので、脱着を繰り返すと鉄板がめくれて穴が大きくなります。
また、タッピングスクリューによって鉄板の表面が削られて金属面が露出するため、タッピングスクリューや取り付け穴はサビやすくなっています。
これらの結果、フロントグリルの脱着を繰り返すと、タッピングスクリューはだんだんユルユルになります。
ユルユルになるとフロントグリルが固定できなくなるので、一回り大きいサイズのタッピングスクリューを使うわけですが、タッピングスクリューを使う限りユルユルになるのは時間の問題です。
また、タッピングスクリューを大きくするのも限界がありますから、いずれ、フロントグリルが固定できなくなるので、ワンタッチグリルにする他なくなります。ワンタッチグリルは防犯上の問題もありますし、もっと簡単になんとかならないもんでしょうか？
そこで、フロントグリルの固定を、タッピングスクリューからネジに変更してみませんか？ ボディ側の穴をナットに加工すれば、ネジで締めることができます。ネジなら脱着を繰り返してもユルユルになりません。サビに対してもタッピングスクリューよりはるかに強く、しっかり固定されます。
下の画像のように、タッピングスクリュー用の8箇所の穴に、ナットを埋め込むだけです。作業時間は1時間程度です（年式や穴の状態によって変わります）。
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■白い○印の穴にナットを埋め込みます。 |
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■ナットを埋め込んだ状態です。
■M4サイズがちょうど良いと思います。 |
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■ネジでしっかり固定できました。 |
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なお、防錆のため、ステンレス製のタッピングスクリューに変更している方がいますが、タッピングスクリュー側はサビなくても、取り付け穴側がステンレスによる電蝕で今まで以上に激しくサビてしまうので、やめたほうがいいと思います。 |
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